プロセスが大事だね
暗門を歩きながら ふと思った。
最後の滝まで行けたかどうか より
途中ですれ違う人と 道を譲り合いながら
ありがとう すみませんと挨拶を交わしたり
いい景色や水のせせらぎ聞こえるの中で お弁当を食べて
いい景色だ とか おいしい と気持ちを共有するという過程の方が
ずっと大事だな。
私たちは モノを作るプロセスをお金で買っているけど
そういう過程を省くということは あまりイイことじゃない。
オモチャなんかは 完成されたものを買うが
子どもは 買ってしまったとたんに飽きる。
子どもに限らず
私たちは買って満たされるかというと 逆に飢餓感が増す。
途中経過を見ていないと どんなに手間がかかっているか見えない。
でも 作るプロセスを自分で経たもの
例えばプラモデルやブロックで作った物は 大事にする。
ボタン一つで湯が沸く というのも同様で
薪を取ってきて割って 熱い思いをして焚く作業をしないから
どんどん贅沢になる。
野菜や家畜が育つところを見ないで
商品として並べたものをお金を出して買うと
生き物を食べているという感覚が鈍って ぞんざいに扱う。
鳥インフルエンザや狂牛病は 自然の揺り返しだ。
子育てとか 教育に関係するものは全てプロセス重視
人と比べて いかに優れているかを点数だけでは決められない。
「星の王子さま」が物語で言っている
数字は資本主義社会で差異を区別するために便利だから使っているだけ。
その人が どれくらい積み重ねたのか 前よりどのくらい進んだのか
それを見守っている人がいることは とても大事だ。
結果だけを見て 周囲に拒絶されることによって
どれだけ犯罪が増えることだろう。
2千年もの間
拒絶された者が愛情を得ようとして 暴力を生み
果ては世界をも征服しようとする
と 神話や伝説が伝えてきたのに 事情がまったく変わらない。
人間が育つ モノが作られるというのは 時間と手間がかかる。
過程を省くこと スピードは 暴力を生む。
シュタイナー教育では 子どもに「『早く』と言ってはいけない」と強調する。
夢の中にいる(意識と無意識の境がない)子どもというものは
「早くしなさい」と言われると その一面だけが意識的になり
人間形成に負荷がかかるからだという。
「はぐくむ」という気持ちが大切だな。
人間を育て モノを作るというのは 忍耐が要る仕事
できれば一緒に楽しみながら。
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