先月の末に 髪を切りに行きました。
担当の美容師さんに「グルメさわだ」に行ったことを話したところ
その方が「本当は写真家になりたかったんですよ」と 教えてくれました。
でも 写真の勉強というのは いかにせんお金がかかる
ということで あきらめたのだとか。
今も出かけた先で 写真を撮ったりもするが
ご主人の作品の方が 味があっていいものが撮れる。
自分にはどうも才能がないように思われるのだそうです。
…オドロキました。
その美容師さんは まず腕がいい。
そして こっちの要望を丁寧に聞いて
どういう風にこれから切るか とか
終わった後には これこれこういう風にしました
という かゆいところに手が届く説明をしてくれます。
とても信頼しているので もうこの人以外からは切ってもらいたくない。
ところが 本当は写真家になりたいという夢を抱いていたとはね。
でも 人が 本当にやりたかったことを話すとき
とてもイキイキして見えます。
それがすごく好きでーす。
なので 自分が本当に好きなことをしている人を見たり
その人の体験談を読んだり聞いたりするのが また好きなのです。
その最たるものが 田臥くんであって
文字通り 彼は私の「ヒーロー」なのです。
英雄は 一生聖杯に手が届かないが
その目指す高みに向かって努力していること自体が
聖杯そのものなのです。
たとえ 認められなくても。
ジブリの映画に 『耳をすませば』 というのがありますね。
高校受験を控えた主人公の雫(しずく)は
進路を決めるときに 自分の本当にやりたい「作家」か
それとも 普通に高校へ行って大学へ進む道を選ぶかで 揺れ動く。
好きになった男の子が 自分のやりたいバイオリン作りを進路に決め
イタリアに下見に行ってしまいます。
その上 雫の母親は大学院に在学中で修士論文を書いていたり
勝気で家事でも何でもこなす大学生の姉は 自活するといって家を出ます。
どんどんみんなが自分のやりたいことを見つけて 実現している中で
雫はとても焦り 一つ物語を書こう と心に決める。
受験前のテストで成績を落とした彼女
学校から呼び出され 心配した両親とついに向かい合い
「自分を試すって決めたんだから 今やらなくちゃ」
と 宣言します。
心配しつつも 大学院生の母親は「身に覚えがある」と言い出し
黙って聞いていたお父さんも こう切り出します。
「雫がやりたいようにやらせてみようか。一つしか生き方がないわけじゃないし。だけどな 人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。誰のせいにもできないからね。」
図書館員のお父さんは ずっと図書館で調べ物をしている娘を見守っていました。
口少ないけど ここぞというときに子どもを信頼して「やってみろ」と言ってくれるお父さん
すばらしい!
物語の完成を見届けてくれる 雫の想い人のおじいさんもまた すばらしい。
いろいろな大人の目が 子どもの成長を見守ってくれているんだよね。
まさにこれを地で行く体験談を 昨日お聞きしました。
そっくりですね。つか このまま ですね!
子どもは 本当にやりたいことがあったら 反対されても何度も説得する。
親は 親心から当然サラリーマンや手堅く稼げる仕事を進めたいが
子どもの「失敗してもいいからやってみようという気持ち」を応援する。
先生も 生徒が自分で決めたことを応援する。
子どもが 自分で行為を選ぶ練習と
不安になったら そばで年長者が応援することと
そして 失敗したら励まして 次へつなげるようにすること。
これをいつも見せられているように思う 今日この頃です。
今気づいたけど 田臥くんのご両親や先生方も
まさにこうして応援してきているね。
せば!